※グロとエロ?注意
肌に触れる体温が違った。
ひやりと冷たいかと思えば、その内同じ熱さになる。
それが好きだった。
何度も背徳の逢瀬を交わした。
子が出来るものでは無いけれど、本当に欲の為の行為だけれど。
それがいつからか心地の良いものになってしまった。
戦が無かった訳ではないが、こうして相手と何日と向き合う長期戦は初めてかもしれない。
どちらかといえば一騎討ちを試みて途中で邪魔されてばかりだった。
決着が着かなかったからなのだろうか。
組み敷かれた日は苦痛と屈辱しか無かった。
なのにそれは・・・今は愛しい。
「政宗殿」
衣類を正し、防具を着る相手に尋ねた。
怖くて聞けなかった。
けれど今を逃したら聞けないだろう言葉。
「何故、某と抱き合った?」
静かな夜風が逢瀬の場所となっていた小屋を揺らした。
瞳が怖かった。
目を合わせたら、どうなるか、怖かった。
良い意味なのか、悪い意味なのか。
胸が煩くて仕方ない。
どうして・・・好いてしまった・・・?
男と男の間に何が生まれる訳でもない。
抱くものは「虚無」という「糸」だけの「性欲」。
そして「好敵手」である相手と・・・何故だ。
ふと、空気が揺れて、相手の顔に視線を向けた。
「そんなの・・・調度良かったからだろ?」
「え・・・?」
何も着ていない己の前に腰を下ろし、冷徹に笑う。
そう、それは嘲った貴殿の笑顔だ。
相手を侮辱する時の顔だ。
「他に何かいるのか?・・・まさか」
言うな。
止めてくれ。
「俺をLovrs・・・恋人か何かだと」
「ふざけるな!!」
出た手を止めもせず、倒れた相手に悔しくなる。
泣きたくなる。
あぁ、自分は子供だと。
なんて馬鹿なのだろうと。
「・・・ってぇ・・・」
「好いてもいない相手に足を開く訳が無かろう!!」
怒鳴ったのと同時に溢れた涙を見られたくなくて、さっさと戦闘着を羽織った。
「・・・興醒めだな」
ぼろぼろと流れる涙が止まらず、否定の言葉も出なかった。
扉まで顔を合わせずに駆けた。
「もうこれまでだ」
期待を最後までしていた事に、気付いて恥ずかしかった。
立ち止まった足が棒のように動かない。
ここで相手が刀を突き刺せば俺は死ぬ。
そういう状態に居る。
「・・・幸村」
・・・突き刺されたのは。
「・・・今度会うときは、戦場だ」
「―――っ」
「俺達はそういうDistnyなんだよ・・・」
俺の、心の奥底。
抱き寄せられた体温は、悲しいくらい暖かかった。
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ダテサナ・・・?
どちらかと言えば伊達←真田視点です。
あー・・・これも以前似たような話作ってたっけ・・・。
今となっては良い思いで・・・。
さて電王。
今日は朝から災難あったのですがそのおかげかジーク様いらっしゃいました!
降臨!満を持して!
でもD侑斗には負けるね★ズレ具合が大好きですv
・・・以上!(ぇ