あー・・・これ聞いてると真田プレイしたくなるよ・・・もうレベルMAXだから石の数で妹の政宗と争う始末です。54万石・・・540万石?だったかな、政宗が(本当政宗しかやらん妹
幸村は52?だかそれくらい・・・いっつも2番目な幸村に只管萌える私オワタw
はいはい、やっぱりこじゅさす祭りだい!
・現代設定大丈夫
・こじゅさす大丈夫寧ろ好物
・無断転載とかコピーとかしないYO★
そんな方達、おいでませぇ~★
・・・あ、因みにおまけあるよ★←本当くっだらないものですけど・・・
③恋の餌付け初め
だからどうして今、こうなっているのか判らない。
「小十郎、お前好きな奴でも居るのか?」
伊達家次期当主候補こと、伊達政宗は小十郎にそう詰め寄った。幼い時に失った右目を隠す為に眼帯をし、髪も右側に流れている感じがあるが、それでも十分「格好良い」部類に入る青年は小十郎と随分長い年月を共にしていた。
「何故そう思われるのですか?」
冷静にそう返すと、制服を着崩した政宗はニヤリと笑った。年頃なのは判るが、相手が相手なだけに困っている。聞く話によると「真田」という後輩にホの字だそうだ。昔はそんな方では無かったのに、と聞いた時はショックを隠せなかった。
「同棲してんじゃねぇのか?」
「していません。勝手に来て帰るだけです」
「へぇ?でもそういう奴が居るんだな?」
「・・・色恋などではありません。有り得ません」
「つまんねぇな」
口を尖らす政宗に溜め息を吐き、小十郎は正面から走ってくる姿に眉間の皺を深くした。大きく手を振っている姿に、政宗は知っているのか・・・優しく笑っている。背中に竹刀の入った袋を入れている青年は、青年と少年の間といっていい可愛らしい容姿に満面の笑みを乗せている。
「おはようございます。伊達先輩!片倉さん!」
「おう。小十郎、ここでいい」
「はい。お気をつけて」
「あ、片倉さん!」
立ち去ろうとすると、「真田」こと真田幸村は小十郎に頭を下げた。
「いつもご苦労様です!いってきます!」
「・・・あぁ。行って来い」
「はい!」
政宗の傍に行くと2人は歩き出し、小十郎はそれを見送った。困っている理由には、彼がとてもいい人間だという事も含まれている。あんな優しい青年が政宗の家事情を知ったら驚くだろうし、巻き込みたくないとも思う。
朝の仕事を終えて組に戻り、小十郎は雑務を終わらせていた。それなりに頭がいい小十郎は事務の仕事をしていたりと地味な作業が組では多かったりする。勿論、腕はダントツで強いのだがそう簡単に振り上げていい拳じゃない事も知っている。
「・・・成実、今月使いすぎじゃねぇか」
出費の表をノートパソコンに打ち込んでいると、小十郎は茶を持ってきた同僚に愚痴を漏らした。同僚こと組長は歳に関係なく「えへ★」と笑った。
「・・・貴方が部下に弱いのは知ってます。知ってますが、成実のコレは駄目です」
「えー。出してるのは僕なのに?」
「駄目です。これではただの駄目な大人になってしまいますよ」
「それは困るよ・・・判ったからさぁ」
「宜しい。他の者の配慮をしてこその組長ですから」
「ふふ。・・・政宗はカフェでバイトしてるんだって?」
「えぇ。真田がキッチンで働いてるので面接に行ったらホールに回されたとかで」
「そう。また真田君か・・・」
溜め息を吐く組長も、やはり政宗の心配をしているんだと「父親」の一面を感じて小十郎は少し感動していた。
「ねぇ、小十郎」
「何でしょう」
「真田君、可愛いよね」
「・・・貴方達親子は二人して全く!!」
感動を返せ!!と言わんばかりに小十郎は茶をぐっと飲み干した。
「時期当主のお世話係り?どこの坊ちゃんだよ・・・」
「その坊ちゃんの世話をしているんだが?」
「あーごめん、ごめん」
ソファで寛いでいる佐助に林檎ジュースを出し、小十郎はネクタイを引っ張った。
「んで?今日は疲れたから先に帰ってきちゃったの?」
「・・・まぁ、後で迎えに行かないといけないんだがな」
「ふぅん。ねぇ、やっぱベンツとか?」
どんな想像図なんだと突っ込みたくなったが、佐助は目を輝かせている。残念ながら、組にベンツは1台も無い。「そんな高い車よりも○ーブがいいよムー○!」と何故か拘る組長が居るのでどちらかと言えば小型車の方が多い。
「乗用車だ。・・・買い物も後で行くか」
「え、本当?」
「・・・そういや、買い物行った事無かったな」
いつも適当に買って置いておく小十郎は佐助に関係無くソファに倒れこんだ。膝から下を宙に投げても佐助の膝に当たる頭にどうしようか悩んだが、佐助が自分の膝を叩いて誘ってきたのでそれに乗った。
「小十郎さん、髪下ろしたら?格好良いよ」
「お前は上げたらどうだ?綺麗な面してんだからよ」
佐助の前髪を上げると、やはり綺麗な顔だと思った。少し吊り上った眉も似合っているし、女っぽい顔では無いのに可愛らしさが残っている。真っ直ぐ見返す佐助に小十郎も見返したが、やがて佐助がふわりと笑った。
「なぁに?」
「・・・別に」
「ちゅーしたくなった?」
「まさか」
鼻で笑うと、佐助は寂しそうに笑った。が、ゆっくりと顔を下げてきて驚いた。思っていた以上に抵抗が無い事にも、驚いた。
「俺は、したくなったよ」
「・・・・・・」
ゆっくり目を閉じる佐助を見て、焦点が合わなくなって目を閉じた。
こつん、と鼻が当たった。そのまま数秒流れ、顔が離れた。
「・・・期待した?」
「・・・・・・何だ、今の」
「ちゅーだよ」
自分の鼻の頭を指で突付き、佐助は笑った。少し顔が赤いと思うのは気のせいなのだろうか、小十郎も自分の鼻を撫でた。
「猫とか犬のキスって、鼻と鼻なんだよ」
「そうか。つまりお前は犬猫と俺を一緒にしたと?」
「小十郎さんはドーベルマンとかかな?」
「お前は猫だな。自由気儘だ」
「ははっ。でも飼い猫だから、テリトリーは限られてんだよね」
「・・・?」
珍しく苦笑する佐助に小十郎は何も言えない。何も知らないからと言って無責任な事を言う気も無いし、それを相手も望んでいないだろうと思う。
だが初めて、佐助が何処かに住んでいると確定出来た。だったら家に居ろ、と言いたくもなるが、そうもいかない理由があるのかもしれない。
「・・・行くぞ、買い物」
「え、ホントに行くの?」
「ガソリン代」
「え?」
「・・・早くしろ、用意するぞ」
佐助を置いて起き上がり、ヨレヨレになってしまったシャツを脱いで私服に着替える。ズボンはいつもと同じくハンガーに吊るし、ジーンズに長袖のTシャツを着て上着を持った。リビングに戻ると佐助が戸惑った顔で小十郎を見た。
「・・・人なんだから、それが正当なキスだろ」
「・・・そーだけどさぁ・・・」
帽子を被り、佐助は溜め息を零した。そんなに嫌ならするなと言うと、首を左右に振る。何なんだ、と思ったが嫌われていないのが嬉しくて頭を撫でた。
補足:餌付け=ちゅー、みたいな・・・ゴメンなさい。
おまけ↓ 本当は5日目に回そうか悩んだぃ・・・
実にくだらないことは私が一番知っている。