腐ってるよねってことで。
こんばんわ青です。今日は刹那と一緒に乙女ロ~ドに逝って来ました。
残金2千円のメイトは正直地獄です。
何も買えない・・・!!
ちくそー!!
しかも刹那、道路で転んでた。
気付いたら倒れてて滅茶苦茶笑ってしまったよ!!
(刹那ゴメン。でも本当・・・漫画のようで・・・)
そしてお知らせです。
瀬戸内が行く!参加できそうです。
しかし、幸村が来年見送りになってしまいました。
アレですよ・・・学生って忙しい・・・。
まだ先は長いかなーとか思いながら気長にやっていきますので。
・・・あ、現代ものとかは普通にやりますけどね!!
以下昨日の続き。
-----
ゆっくりと抱き上げた体は既に冷たく、肌の生気も失われていた。
絶望と、悲しみと、憎さが残った。
己が、憎い。
「・・・さて、覚えてるか?」
涙を拭いながら、慶次は政宗の目の前に立つ。
その瞳は淡い桃色に色付き、政宗を真っ直ぐ睨んでいる。
「お前の大切な奴を差し出した場合、右目を返す・・・約束だったな」
慶次の手が差し出され、空中に青い球体が浮かぶ。
それに見覚えが無い訳がなく、政宗はその球体を見ている。
『俺は・・・まだ、死に・・・たくねぇ・・・』
『・・・なら、その瞳と民を贄に差し出せよ』
何百年と前の会話。
政宗の右目は『神器』になり、その部分だけは『神』と変わりない部分だった。
その右目を差し出す代わりに、政宗は慶次から『不死』を得た。
部下一人と、自分の命を守るために。
「・・・随分昔の話なのにねぇ・・・」
社の上には『稲荷』の佐助が現れ、2人の行方を見守っている。
「・・・本当、お馬鹿さんなんだから・・・」
その瞳には、幸村しか映って居ない。
「・・・いらねぇよ・・・」
ずっと欲したものだった。
取り戻す為に、色々な努力をした。
強くなった。
地位を得た。
知識を蓄えた。
それでも、足りなかった。
大切な人を失った。
やっと手に入れた。
けれどそれは、虚無というもの。
「・・・こいつが教えてくれたんだ・・・」
抱き寄せても、何にも反応しない。
こいつが、教えてくれた。
人が温かいこと。
愛し合えること。
愛せること。
愛されること。
人が、とても優しいこと。
「・・・のに、こいつが、居ねぇ・・・なんて・・・っ」
一緒に居られると思った。
だから一緒に居た。
愛し合えると思った。
だから愛した。
なのに。
勝手に消えてしまった、愛しい人。
「取引だ。・・・神器を、引き換えに」
佐助と慶次の瞳が見開く。
政宗がこれを欲していたことは知っていた。
政宗は真っ直ぐに慶次を見た。
迷いは、皆無。
「幸村を・・・戻してやってくれ」
途端、神器が弾けた。
驚いて見ていると、神器の青炎が幸村を包み込んだ。
『・・・龍の子』
政宗は聞いた。
『龍の子よ、赤獅子を頼んだぞ』
誰よりも慈愛に溢れた、逞しい声を。
*
「森の奥の社を知っている?」
「あの場所には龍と獅子が居てね」
「その姿を見た人は、幸せになれるんだって」
龍と赤獅子の、愛しい物語。
-----
突発だったんで、ちゃんと内容考えます。
PR
トラックバック
トラックバックURL: