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2025/05/16 00:12 |
乙女~の道~は

腐ってるよねってことで。

こんばんわ青です。今日は刹那と一緒に乙女ロ~ドに逝って来ました。
残金2千円のメイトは正直地獄です。

何も買えない・・・!!

ちくそー!!

しかも刹那、道路で転んでた
気付いたら倒れてて滅茶苦茶笑ってしまったよ!!

(刹那ゴメン。でも本当・・・漫画のようで・・・)

そしてお知らせです。
瀬戸内が行く!参加できそうです。
しかし、幸村が来年見送りになってしまいました。
アレですよ・・・学生って忙しい・・・。
まだ先は長いかなーとか思いながら気長にやっていきますので。
・・・あ、現代ものとかは普通にやりますけどね!!

以下昨日の続き。

-----

ゆっくりと抱き上げた体は既に冷たく、肌の生気も失われていた。
絶望と、悲しみと、憎さが残った。

己が、憎い。

「・・・さて、覚えてるか?」

涙を拭いながら、慶次は政宗の目の前に立つ。
その瞳は淡い桃色に色付き、政宗を真っ直ぐ睨んでいる。

「お前の大切な奴を差し出した場合、右目を返す・・・約束だったな」

慶次の手が差し出され、空中に青い球体が浮かぶ。
それに見覚えが無い訳がなく、政宗はその球体を見ている。


『俺は・・・まだ、死に・・・たくねぇ・・・』

『・・・なら、その瞳と民を贄に差し出せよ』


何百年と前の会話。
政宗の右目は『神器』になり、その部分だけは『神』と変わりない部分だった。
その右目を差し出す代わりに、政宗は慶次から『不死』を得た。

部下一人と、自分の命を守るために。


「・・・随分昔の話なのにねぇ・・・」

社の上には『稲荷』の佐助が現れ、2人の行方を見守っている。


「・・・本当、お馬鹿さんなんだから・・・」


その瞳には、幸村しか映って居ない。


「・・・いらねぇよ・・・」

ずっと欲したものだった。
取り戻す為に、色々な努力をした。

強くなった。
地位を得た。
知識を蓄えた。

それでも、足りなかった。

大切な人を失った。


やっと手に入れた。


けれどそれは、虚無というもの。

「・・・こいつが教えてくれたんだ・・・」

抱き寄せても、何にも反応しない。


こいつが、教えてくれた。


人が温かいこと。
愛し合えること。
愛せること。
愛されること。


人が、とても優しいこと。


「・・・のに、こいつが、居ねぇ・・・なんて・・・っ」


一緒に居られると思った。
だから一緒に居た。

愛し合えると思った。
だから愛した。


なのに。


勝手に消えてしまった、愛しい人。


「取引だ。・・・神器を、引き換えに」

佐助と慶次の瞳が見開く。
政宗がこれを欲していたことは知っていた。

政宗は真っ直ぐに慶次を見た。



迷いは、皆無。




「幸村を・・・戻してやってくれ」




途端、神器が弾けた。
驚いて見ていると、神器の青炎が幸村を包み込んだ。

『・・・龍の子』

政宗は聞いた。

『龍の子よ、赤獅子を頼んだぞ』

誰よりも慈愛に溢れた、逞しい声を。





「森の奥の社を知っている?」

「あの場所には龍と獅子が居てね」

「その姿を見た人は、幸せになれるんだって」



龍と赤獅子の、愛しい物語。


-----

突発だったんで、ちゃんと内容考えます。
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2007/06/13 22:26 | Comments(0) | TrackBack() | 小話

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