恐惶謹言さんヤバクね?!
ど、どんだけ?!700スペース?!
ちょ、ちょちょい!!
来週にならんと予約できないのにー!!
以下グロイところあるので要注意。
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「聞けよ、幸村」
「止めろって、言ってんだ・・・っガ?!」
蹴り飛ばされる政宗を悲鳴を堪えて幸村は見ていることしか出来ない。
人とは思えない冷徹な瞳を向け、慶次は叫んだ。
「こいつは昔・・・自分の部下と右目を売って不死を手に入れた奴なんだよ・・・!!」
背筋が凍る。
政宗は動かないが、生きているのは肌で解る。
慶次は幸村の肩を抱き、真っ直ぐに幸村を見る。
「目を覚ませよ!これ以上お前の神気を吸われたら・・・!!」
ゆっくりと政宗の頭が幸村へと向く。
幸村はその瞳を悲しそうに見た。
永遠に、一緒に居られない。
自分はもう、消え逝く存在。
神の一員である幸村は既に半分以上を「人」になりかけている。
神から人へと変わった場合、余命は1年だけ。
それが、幸村の限られた「命」になっていく。
「お前、この世界から消えるんだぞ?!」
瞳が小さくなった。
視線を合わせられない。
「・・・ンで、そんな大切なこと・・・」
言わなかったわけじゃない。忘れていたわけじゃない。
言えなかった。
忘れていたかった。
少しでも、幸せでいたいから。
「・・・俺は、幸せになれるようにと、幸村の名を頂いた」
だから、某は政宗殿と一緒に居たのでござるよ。
そう言わんばかりに笑い、幸村は全身の痛みを堪えた。
既に侵略は始まっている。
解っていた。
苦しくても、辛くても。
それが自分だけに起こることならば。
悲しませるけど、苦しめるけど。
生き物は自分の幸せを求めるものだから。
「・・・大丈夫」
それだけ言うと、幸村は瞳を閉じた。
起き上がった政宗に、慶次は圧し掛かった。
「っ・・・」
「テメェのせいで・・・幸村は・・・っ」
涙が溢れる。
幸せで居て欲しいのに。
幸せになれないから、身を削るあの子が愛しい。
「・・・幸村は・・・」
政宗は気付き、幸村へと駆け寄った。
慶次はその場に拳を殴りつけた。
「・・・死んだよ・・・」
命は、削られすぎていた。
幸村は、もう動かない。
<続>
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突発。
明日?続き書きます。