今日はまさかの仕事乱入で正直死にかけてました。
あれだね、人って結構頑丈に見えて弱いものなんだね…。
・・・はい!(仕切りなおし
なんだかこの前のシュウとの飲み会の時にパッと思いついたものを書いてみた。
あれだ、暇なんだ。
暇人なんだよ。
良ければ続きからどうぞ。
・・・
1つだけ聞きたいことがある。
どうして2人で会おうと言ったのに…
「幸村、団子追加しないで俺の食いなよ。腹いっぱいでさ」
「おお、かたじけない!」
風来坊がいるのか。
「おい、幸村」
「?ふあんでごふぁるか?(なんでござるか」
もごもごと団子を食べる幸村に、政宗は思った事を尋ねた。
すると幸村は、ムカつく位楽しそうに笑った。
「前田殿はたまに上田に来るのでござるよ。それが今日だっただけのこと」
「・・・そうかよ」
相手には相手の付き合いがある。
そう判断してそれ以上何も言うまいと思った。
思ったが、胸の奥で感じるのは、焦り。
「幸村!番茶貰ってきたよ!」
「すまない、いただくでござる」
「ほら、こんな所に団子つけんなよ、子供だなぁ」
口の端についたあんこを取り、慶次はにこっと笑った。
それに幸村も笑って返す。
似ていると思う。
顔や見た目、性格も何もかも違う。
なのに、どうして似ているのかと言えば…。
感情。
似たようなものを愛で、似たようなものを嫌う。
その感覚が判らない。
「・・・悪い、用事思い出した」
「え、政宗殿?」
「またな。風来坊、今度は闘り合おうぜ」
「喧嘩ならいいよ。真剣勝負なら嫌だけどな」
「Ha!…じゃあな」
そこに居られず、政宗はその場を後にした。
「…」
その後姿を見送り、幸村は視線を落とした。
慶次がヤレヤレと溜め息を零した。
「二人とも子供だねぇ。俺もだけど」
「え?」
「お互いに、一緒に居るのにどうして視線が合わないの?」
「それは…」
「恥ずかしいんだろ?」
「なっ・・・」
図星を付かれて幸村は言葉を続けられなかった。
上を見上げ、蒼い空を見て呟く。
「某と政宗殿は正反対だ」
2人の勝負を楽しむ事以外は、全くと言っていい程接点がない。
政宗は奥州を統べる当主。考える事は天下、民、財政と色々ある。
一方の幸村は武田信玄に仕える一武将に過ぎず、思うのは主の事。
大きさが違う、と感じる事もある。
ただ広大な台地のように相手を感じる事もあれば、とても小さな子供のように小さく感じる時もある。
矛盾しているとは思っているが、その両方共を合わせて「伊達政宗」だと思っている。
「政宗殿は甘いものは嫌いだ。それに誰かに仕えるというのもしない」
「幸村はその逆?」
「・・・趣味も合わぬ。好みも合わぬで…どうして共に居るのか、わからなくなる」
「ふうん」
それなりに相手の事を考えているという事に感心したが、慶次は続けてこう言った。
「で、幸村はどうしたいの?独眼竜と同じ趣味になりたいの?」
「某は某。政宗殿にはなれませぬ」
「だったらそれでいいじゃん」
慶次に視線を向け、幸村は首を振った。
「某が政宗殿に気に入られているのは、一時の興奮があるからだ」
子供のくせに、やけに大人っぽい苦笑を浮かべた幸村は泣きそうに見えた。
「…某も城に戻る故、前田殿は上田を楽しんで行ってくだされ」
銭を払い、店先から城へ帰る幸村の背を見て、慶次は立ち上がった。
「…幸村!」
「…?」
振り返る幸村に慶次は一瞬何を言うのか忘れたが、思い出してゆっくり話した。
「それでも、俺は『前田殿』って呼ぶのは…差があるんだろ?アンタの中で」
「…」
目を見開き、幸村は。
「…っ失礼する!!」
真っ赤な顔を片手で隠して走り去った。
置いて行かれた慶次は暫くそれを見ていたが、やがて元の位置に腰を下ろした。
「可愛いねぇ。独眼竜の前でもあんなだったら、不安にならないだろうに」
第三者の言葉は当事者達の耳に届く事はなく、風だけがその言葉を聞き届けた。
…
…えーっと…。
慶次と幸村は趣味趣向が一緒だと思うけど、政宗は違うかなって思って。
女の子で言うなら慶次と幸村は可愛い系。政宗は熟女とか。
着物の柄なら可愛い小物柄やアクセントがあるもの、大柄な派手なのだけ、とか。
これ考えたのが、良く打ち上げとか打ち合わせするファミレスのライトの位置なんですけど。
それだけ近い場所で相手の気持ち理解出来る慶次に嫉妬する政宗を書きたくて。
自分のせいで政宗を不満にさせていると思っている幸村を書きたくて。
少し前の自分と二人を見て少しお兄さん視点の慶次が書きたくて。
…ってなったらこうなった★(文章力の無い奴め
慶次は半兵衛と幸村を重ねて見てると嬉しいな。
半兵衛と幸村って似てる気がしてならなくて最近慶半にハマってしまい。
どうしましょう、もう。