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2025/07/02 15:33 |
ひぃいいっ!!
鋭利な切っ先を向けても笑う。
鋭い瞳で睨んでも笑う。

お前は何が楽しくて笑うんだ?

切り刻んだ分だけ切り刻まれた。
血も体力も気力も、減った。
こいつの底が知れないのが一番不安だ。



「さぁて・・・龍の右目さん?」



脇腹は一閃。
溢れる血は俺よりも酷いはずなのに・・・。

笑っている。
それが「義務」だというように。



「俺様と同じで、傷だらけだねぇ」



その時、初めて笑わなかった。

何かに傷付くように、眉を顰めて。
俺を見たまま、辛そうにして。

何が悲しいんだよ、お前は。



「これからどうする?」



解りきったこと。
どちらかが死ぬまで、戦うだけ。

なのに・・・な。

倒れた体を片手で抱きとめ、俺は気付いた。



「・・・猿飛・・・」



政宗様に似ていると思ったお前は、

俺の一番大切な「奴」になっていたんだと。


「・・・てめぇに負けるとはな」


気を失っている相手は、どう見ても青年だ。
刀を仕舞い、横抱きにすれば軽い体は素直に抱かれる。


「・・・だが、これで」



終いだ。



主が壊れるならば、俺も壊れるだけなのだから。


-----
小十郎。
なんとなく続けてみた。佐助は軽いの希望。

この間キラリさんに「青ちゃんと合同は出せなさそう・・・」と言われてしまいました。
キラリさんと青のプッシュが真逆なばかりに・・・!!
ごめんなさい!マニアックカポォ推奨で本当ごめん!!

パソコンいじってたら時間が残酷に過ぎてゆく・・・!!
2300自爆っ!!

もう無理だよダンナぁ・・・orz
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2007/05/22 18:57 | Comments(0) | TrackBack() | 小話
本当、私を放っておいてくれ・・・orz

切っ先で語る事が「当たり前」なのに。

冷たいであろう自分の瞳に映る男。



「楽しい」。

それが、戦忍の俺の「快楽」。



そんなものまで忘れさせてくれる、男。



何箇所か入った裂傷は俺の獲物で抉ったもの。

それでも静かに、鋭く俺を睨みつける。



ゾクゾクするね、その瞳。



言葉と裏腹の声が、叫んでいる。



もう これ以上 自分を  傷付けないで。



イライラする。ムシャクシャする。


なのに、今はこの刻を「離したくない」。



「さぁて、龍の右目さん?」



だから俺は。



「俺様と同じで、傷だらけだねぇ」



声をかけるだけで、鋭い瞳がにやりと笑う。

騒ぐのは、俺の中の赤い流れ。



あぁ・・・。


甘ったるいものなんて、本当、俺にはいらない。



甘いものは、好きになったらきりがなくなるから。

甘さを求めて、修羅にも羅刹にもなるから。



「これからどうする?」



幾つかの脇腹の熱だけが、俺の味方。



-----

さ、佐助・・・なのかな?
本当はもっとこう・・・ねぇ?!(何

一個脱稿しました。
一個まだ原稿中です。

orz

でもシュウさんもキラリさんも朔さんも頑張ってるし!
特にシュウさんね!応援するけど無茶だけはしないでねぇー?!

もうこれ何~?!ってなってますが・・・。
あ、原稿の話です。
シュウさん&キラリさんの原稿見てればそりゃあもう。

己の未熟さを知る限りですわ・・・。

orz

精進します・・・えぇ。

今回は(今後も!)シュウさん達メインで買ってください。
例え表紙が変でも!!中身はいいから!!
本当だから!嘘じゃないよ!!

あ、それと。

コスは今回無しです。
残念★でもコツコツでも出来ればいいなぁと思ってます。
期待していた方がもしも居たなら、すみません・・・。

ほとんどシュウさんにまかせっきりが多いので、こそらは精進します。

瀬戸内イベ行きたいなぁ・・・。

2007/05/18 18:30 | Comments(0) | TrackBack() | 小話
ちょっと休息がてら。

腹部から背部にかけての突き刺さる熱。
ドクドクと溢れる、血液の池に俺は居る。

呼吸さえも薄く、細く・・・視界が揺らぐ。


その中で目を離せない、蒼。


全てを奪った。
全てを、その六本の龍の爪で、奪っていった。


皆、死んだ。
力不足とか、そういうことじゃなく。

勝てなかった。
目の前の男の「強さ」は・・・まさに「人外」。



その男と、俺はずぅっと愛し合えると思っていた。



違った。
その結果が「これ」だ。


俺は地面に伏せ、生死を彷徨っている。
相手は俺を見下し、ただ、見ている。



その瞳と、目が合う。

鋭い。

その中にある、不安と悔やみを俺は汲み取れた。



それ程に、一緒に居た。
それ程に、愛し合った。


なのに・・・もう、終わってしまう。


「・・・ッ何故・・・ッ!!」


全てを奪ってしまう?

俺の心は、全部・・・。



あなたのものなのに。



「・・・ッもう、許し、は・・・せぬぞ・・・ッ!!」


幾千の死骸。その死骸に、俺も並ぶのだ。


許せないのは、誰のことだろう。

部下を殺した相手か。
部下を殺してしまった俺か。


「hun?何を言ってるんだ・・・幸村」


優しい声が、怖い。

怖いのに、「怖い」と体も表現しているのに・・・。



抱きしめたかった。



何故、そんなに無理をしているのか、聞きたかったけれど。
それはこの体では無理だと知っているから。


最期に、抱きしめて、感じたかった。

体温も、香りも、その悲しみさえも。


「俺はお前だけだ」


暗くなる視界の中で、その声を聞く。


あぁ、なんて悲しそうな声なのだろう。


狂気を感じ、怒りを感じているのに。

その中でも、見捨てないでくれた「恋人」が「愛しい」。



「愛してるぜ・・・お前の全てを、な」


甘い言葉は毒を孕んで俺を貪る。


それを「是」とする俺を、この人は許してくれるだろうか。


抱き上げてくれたことが嬉しい。
名を呼んでくれることが嬉しい。
軽く口付けてくれることが嬉しい。

例え俺が死にそうで、
例え相手が俺を殺そうとしてても。


俺はあなたの「鳥籠」の中。

「赤い虎」は媚びて、「龍」を決して離さない。


-----

暗ッ!!
幸村どうしちゃったのYO!!あなたは叫んでいるのが似合うのYO!!

・・・いや、書いたの我ですが・・・(汗

「これ何か思い出すことがあるなぁ~」って考えてたら、
高校の時に同人にしたいと思ったダテサナR18?のシリアスハッピーエンドの話だった!

けど何話かに分けてて、・・・その内消化しよう、かな・・・。


5月27日 狂慎謹言

サークル名「甘雨」、嵩紫青、E30だそうです!
あ、他人行儀な台詞だけどちゃんと自分で調べました(笑

ちょっと大手さん調べまくって今からハァハァしとります。

原稿は今週中には脱稿!予定!!
・・・今週2つも小テストあるのになぁ・・・(汗

まぁドンマイ!(ェ


2007/05/13 18:47 | Comments(0) | TrackBack() | 小話
ヴァイオレンス注意

荒い呼吸が鼓膜に響く。
目の前で血を吐いている相手を見て、口元が緩む。
腹部から一突き。
穿った自分は刀をそのままに相手の動きをじ・・・っと見ている。
たまらない。
知らぬ間に身震いする。
快楽、優越、そして・・・恐怖。
そして見上げるその幼い顔には、

「・・・ッ何故・・・ッ!」

信じられない、と訴える顔とは裏腹の、

「・・・ッもう、許し、は・・・せぬぞ・・・ッ!!」

鋭い瞳に住んでいる、赤い炎。



血の臭いが充満した大地には、もうこいつしか生きていない。

殺した。

俺が。



ただ一人のために。

ただ一人のためだけに、幾万の命を葬った。



ただ一人を。

愛した男を、心の底から愛させてやりたくて。

俺だけを考えさせてやりたくて。


「hun?何を言ってるんだ・・・幸村」


ゆっくりと優しく相手を抱き上げれば、相手はビクリと身を震わせた。
炎は消え失せ、弱い己がどうなるのか不安そうに俺を見る。
あぁ、愛しい。
震えているお前さえ、本当に「愛しい」だけ。


「俺はお前だけだ」


最高の媚薬。最悪の呪文。


「愛してるぜ・・・お前の全てを、な」


お前を手に入れることができるなら、俺は俺さえも殺せるのだから。



-----

ヴァ、ヴァイオレンス・・・!!
本当は何かもう幸村が「許さぬぅうう!!」みたくなるだけ・・・だったのに。
政宗が・・・こ、こここ壊れた!(滝汗
ホラ、あれだよ。
指が勝手に・・・さ(十分問題だから

今度書くときは幸村視点かなー?

・・・さて!
締め切りは13日なんです、合同本!

しかし!!

1枚もまだ書いてないぃいー・・・OTZ

なので、ネタを考えました!!
学校で!授業中に!!

今日の授業内容ほとんど覚えてません!
風邪が治りません!!

本当・・・も・・・誰かおらを癒してくんろぉ・・・(死にそう/笑

一昨日はシュウさんやキラリさんやら云々・・・・・・合計(私入れて)六人と!(ェ
楽しい時間を満喫いたしました。
本当にありがとーございますっ!!
シュウさんからは同人誌貰いました!誕生日プレゼンツに貰った!
キラリさんからは幸村貰いました!!前々からねだってたのがついに・・・!!つか。

スカート穿いとんがなぁあああ!!

鼻血が・・・ぶふぅあ!!!
シュウさんとこのはまーだっかな~?(青本日鬼です

本当に楽しかったのでまた誘って下さい~★
つぅか・・・互い(相手2人にこう使うのもどうかと思うけど)に13日まで山場だから・・・ガンバロ?

印刷所も検索し終わったので、これからスバゲティー喰って、履歴書書いて、寝る。

・・・あ!お風呂入りながら真田太平記も見るよ!!(どんなセクハラだよ!!

2007/05/07 19:57 | Comments(0) | TrackBack() | 小話
妄想Maxご注意を。

無双ダテサナinBAND「BASARA」設定。
BAND「BASARA」とは青の中で出来上がっているBASARAメンツでバンドやっちゃいなよ、的なアレです。
政宗(政)→中3?良い感じに不良。
幸村(ユキ)→23歳?新任教師。

書くこと無いからって逃げた青を許して下さい(何

▼▽▼

まだ大きい学ランを前を開け、桜の花びらに目を細める。
その片目を目の前の男に向ける。
胸の部分に花を飾り、風に靡くはねっ毛を抑えている。
ぴったりとしたスーツを体に纏っているが、着慣れないのか、少しぎこちない。
「ユキ!」
大きく名を呼ぶと、解ったというように幸村が微笑んだ。
その笑顔と、桜の花びらで、とても美しく見える。
その姿に見入っていた政宗は、ポケットに手を突っ込み、幸村を待った。
小走りで政宗の所に辿り着いた幸村は、シャツの第一ボタンを開け、苦笑した。
「いやぁ、まさかあの学園に就職出来るとは思いませんでした」
「お主の実力が買われんじゃ、もっと喜べ!」
肩からずり落ちた学生カバンを直し、政宗は少し首を傾げて笑う。
「就職おめでとう」
「ありが・・・」
ふわっと下から口元に触れたものに驚き、幸村は顔を赤くした。
「ま、まさ・・・っ」
「いいから」
「良くない!」
いくら人気がないからって・・・と呟く幸村に、政宗は笑った。
学校が終わってすぐに駆けつけた政宗は、幸村の姿を上から下まで見た。
「流石わしじゃ!よう似合っておる!」
「それ今日生徒に言われました。本当に感謝します」
ふふ、と笑う幸村に、政宗は少し妬けた。
「わしの見立てじゃ!どんな奴に褒められたんだ?」
「えぇと・・・確か『政宗』っていう・・・」
「・・・・・・」
「銀髪で、少し不良っぽい子でしたよ?」
「・・・あいつじゃ。あいつ以外には居らん」
「??」
首を傾げる幸村の手を取り、政宗は笑った。
幸村も驚いたが、やがて優しく微笑む。
「政も、あと1年で卒業ですか」
しみじみと呟く幸村に、政宗は真面目な顔で言った。
「ユキの学校に行くまではあと4年もかかるのか」
その台詞に、幸村はぷ、と噴き出した。
「待ってますよ」
「そうしておれ。迎えに行ってやる」
ぎゅ、と握った手に力を入れ、政宗と幸村は顔を見合わせて笑った。


2007/04/10 19:45 | Comments(0) | TrackBack() | 小話

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